住まいを探している多くの場合、なるべく低予算で希望条件は限りなく満たしたいという気持ちで住まい探しをしていることでしょう。
物件の価格は、明らかに相場を逸脱した掘り出し物のようなものは無いと言われていましたが、実際には相場を逸脱するようないわゆるお買い得物件も存在します。
建売住宅物件の価格決定の流れとは
新築一戸建ての建売住宅物件の価格はどのようにして決定していくのかから考えて行きましょう。
建売業者はまず土地の仕入れから行いますが、仕入れる土地は一個人の相続が絡む土地の場合や企業の社宅の跡地など様々なケースがあります。
入札によって競り落とされることもあり、建売業者は入札を行うために入札予定地を各区画に分割後に物件を建てて販売した場合にはどのくらいの価格設定にすれば購入してもらえるかを検討していきます。
このようなプロセスを経て各建売業者は入札に臨むため、相場を逸脱する低い金額で競り落とされることはまず考えにくいでしょう。
その中で相場を逸脱する物件とは?
そのような中で相場を逸脱したお買い得物件と言われるものは、株式上場している建売業者などが毎年3月末の決算時期に合わせて損切りの在庫一掃処分のようなセールを行うことがあります。
上場企業になると体力があるため、地元の建売業者ではとても太刀打ちできない破格値で在庫処分に乗り出します。
お買い得物件は本当に得?
住宅性能評価を受けた建物や、長期優良住宅の認定を受けている物件、太陽光発電システムを標準採用している物件なども存在することがあります。
安心で安全な上に低価格であれば、客観的な評価は高くさらにランニングコストを抑えることができます。
高品質な材料や設備を大量に仕入れて価格を下げていることから、デザインが画一的であるという部分で納得ができないというケースもあるようです。
デザインの独自性を重視し、似たようなタイプのものは受け入れられないという人には向かないという部分もあります。
お買い得物件を購入するための条件
価格が値下げされたお買い得物件の場合には、3月末までに引き渡しが可能なことが条件になるケースが多いという特徴があります。
建売業者は決算期に合わせて入金を確保したいという事情もあるため、3月末までの引き渡しが不可能なのであれば業者にとって意味がないことになります。
値下げされたお買い得物件を手に入れるには
値下げされた建売物件を手にしたいと言う場合には、どのタイミングにそのような物件が出てくるのかを理解して狙ってみるのも良いでしょう。
契約後に様々な手続きを行わなくてはいけないことを考えると、契約は3月上旬までに締結させる必要があります。