住宅ローンは変動金利と固定金利のどっちがいい?

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マイホームを購入するためにモデルハウスを見学してみたのは良いけれど、住宅ローンは変動金利と固定金利のどちらのほうが良いのか迷うという場合もあるでしょう。

マイホーム購入の際に組む住宅ローンとは?

住宅ローンとは、マイホームを購入するための費用について金融機関から融資を受けることです。

誰でも利用できるわけではなく、金融機関や住宅ローン取扱機関には貸出条件が設定されていますのでその条件をクリアすることが要件となります。

条件としては年齢、年収、勤続年数、雇用形態、保険の加入、その他のローンの有無など様々なことがあります。

変動金利と固定金利の違いって?

2016年9月現在の住宅ローン金利は過去最低水準の状況で、長年の金融緩和による影響が一番大きいと言えるでしょう。

・変動金利とは

変動金利は銀行が企業に短期融資を行う際の金利である短期プライムレートに連動しています。

市場の金利動向に応じて住宅ローンも金利に影響が出てきますが、ローンの借入期間中でも金利の見直しが行われるのが変動金利です。

市場金利トレンドが上がれば住宅ローンの金利も上がり返済額は増加しますが、逆に下がれば金利も下がり返済額が減少するということになります。

変動金利は現在低金利がメリットですが、元金の減りが早いということももう一つのメリットです。

・固定金利とは

固定金利は融資の開始から返済まで決定した金利で返済していくことになりますので、金利が変わらない安心感があります。

現在は日銀の国債の買上げ政策によって住宅ローンの固定金利もかなり低くなっています。

金利上昇というリスクを貸出機関が背負っているということで変動金利よりも高めの金利ですが安心料分が加算されていると考えられるでしょう。

ただし今以上に金利が下がった場合には、もう少し待てばよかったという後悔に繋がる場合もあります。

変動金利の金利見直しのタイミングは?

変動金利の場合、金利の見直しは毎月ではなく半年ごとです。

多くの人が選択する元利均等返済の場合には、金利が変わったからすぐ返済額が変わるのではなく返済額の見直しは5年に1回です。

ただし返済額の増加は125%までというルールがあるので、限りなく金利上昇によって返済額が上がるということはありません。

変動金利と固定金利はどっちが得?

どちらの金利を選択するかは、生活や将来の計画がどのような内容かによって異なってくるでしょう。

変動金利向きの人は、経済の動きや金利変動に敏感な人、低金利がしばらく続くと予想している人、万一金利が上昇した場合でも資金的に余裕のある人、繰上げ返済が可能な人などです。

逆に固定金利向きの人は、今後金利が上昇すると考えている人や、金利上昇に不安を抱えたくない人などでしょう。